ソフト開発で生計を立てていく人全般に言えることだとは思いますが、
常に新しい技術が出てきて、枯れていく技術、消えていく技術があります
今現在自分自身に関係がないと思われる事柄でも、IT業界に関わる技術、情報には普段から軽く目を通しておいて、ざっとどういうものかは知っておく必要があります
詳細な内容の理解までしておく必要はありませんが、いざその技術が直接必要になった場合あるいは、客先でxxxってどうですかね?とか言われた場合に、アウトラインぐらいは知っておいて充分に対応できるぐらいの知識は持っておくことが望ましいです
今現在、組込み機器にはネットワークあるいは無線LANが内蔵されていくものも多いです
10年前には考えられなかったことですが、5年先にはどうなっているか分かりません
全ての技術を詳細にということは当然不可能ですが、どういうものかという程度を押さえているか
の差は大きいです
何かのプロジェクトに関わる時、あ、、そういえば以前に耳にしたことのあるあれはどうだろう?
ということで、詳細に調べ役に立つことも少なくありません
常に新しいことに挑戦し、勉強を続けるというスピリットが特に組込み開発を行っていく人には
重要だと思います
一部には、ソフト業界の中でも職人とも言われることのある、組込み技術者ですがそこに
至る経緯でいくつかのパターンがあると思います
A)ハード開発から、必要性にかられてソフト開発を続けるうちに、ソフトの方がメインに。
B)ハード開発を行ううちに、ソフト担当者との打ち合わせも多く、大まかにソフトのイメージをつかんでソフト屋の言葉を理解できるようになった。
C)ソフト開発を続ける中で、必要性にかられてハード関係の勉強も進めて、ハード屋の言葉を理解できるようになった。(回路図、データシート、測定器類の操作も出来る)
D)ソフト開発を続ける中で、必要性にかられてハード関係の勉強も進めて、ハード屋の言葉を理解できるようになり、問題点がある場合にハード屋さんと協力して問題解決に取り組める
メインのターゲットをソフト開発者にしていますので、もう一つ付け足しておきます
E)ソフト開発を続ける中で、安定したシステム上では何とか組込み開発を行うことが出来る
(回路図、データシート等は読める)・・・・ただし、設定等はハード屋さんが居ないと出来ない
今あげた中で、サバイバル能力が一番高いのは、AとCになります、ソフトから、あるいはハードからスタートしていても、相手領域でもそれなりの知識と技術を持っているので、最悪のケースは自力でなんとか乗り切ることが出来ます
2,3年の経験ではこの域まで達することは出来ませんが、志をもって、常に広い視野で勉強を続けることで自らのスキルをUPして、やっと到達できます
上の説明では、ネット関係しかあげていませんが、組込みでもデーターベースを使うことも増えてきているようですし、いま一番新しいところではmRubyがHOTです
私の場合で言うなら、Cに一番近いですが、ソフト業界に入る前に、ある程度の電子回路の知識があり、電子回路の設計に進むか、ソフト開発に進むかということで一時迷ったことがありますが、
ソフト開発の道に進んで、ブリッジエンジニアとなるべく、努力を続けてきました(当時そのような言葉はありませんでしたが)
また、規模の大きな開発になってくると、自分の担当部分にしか目が行かなくなりがちですが、システム全体を大まかにでもとらえて、その中での自分の担当部分の役割を確認しておく癖をつけておくことで将来の自分のスキルアップにつながると思います
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