2012年6月5日火曜日

空きポートの活用(デバッグ)

組込みシステムの場合、全てのポートを使い切ることは少ないです。


 また、製品完成時には、ランプその他に使用するIOポートも、開発中にはシリアルポートとして
流用できる場合も多々あります。

 ハードデバッグ、あるいは、アプリケーションのデバッグ中に特定の機能をチェックするために、
シリアルポートを利用して、ターミナルモードの様な物を組み込むと、チェック作業の能率があがる
事も多々あります。


 ただし、パターン設計時にその様なポートを、最低限半田付けできるようになっていないと難しいかもしれません。

 理想的にはランド、もしくはTP(テストポイント)になっていればいいのですが。


 また、シリアルポートが使用できても、TTLレベルでの出力になっている場合が多いので、レベルコンバーター(MAX232?等)を使ってPCとの接続を出来るようにしないといけません。


多少、ハードルは高いとは思いますが、実現できた場合には

・ハードの機能検証をターミナルモードで実行できるようにしておけば、
 ハード検証作業(修正後の確認を含む)にソフト技術者がかける手間が減らせます


・複数人数で開発中の場合に、アプリケーション担当者が(データ作成だけの場合もあり)
 ICE等の操作方法をしらなくても、動作確認が出来る

・上の例と半分かぶりますが、ICE実機、ROM実機とある場合にICE実機を取り合うことが減ります

・PC上のソフトの場合はデバッグプリント等もできますが、組込みシステムでは出来ないことが
 多いので、内部状態をシリアルで出力して、PCにてログしておくようにしておくと、異常な動作を
 発見した場合の解析に役立ちます


・場合によったらカバレッジテスト的にも使えるかもしれません




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