前回の記事でウォッチドッグタイマーについて書きましたが 関連項目です
・設定をEEPROMに書き込む
・状態をバックアップされるRAMに書き込む
とありましたが、
まずは違いについての解説です
EEPROMには書き込み回数の上限があるので、
デバイスの劣化を考えると頻繁に
書き込みを行っていると、いつか書き込み不可能になります。
身近なもので設定を保存しているのもとしては、スマートフォンとか、ルーターが挙げられます。
どちらも常時電源を入れたままで使われることが多いものです。
1.ルーターの場合
・ファームウェアー
・設定
等がEEPROMに書き込まれて保存されているために電源を入れなおした時に、
同じ状態で
動作できるようになっています。
2.スマートフォンの場合
もうすこし詳しく、書いてみます
・ブートローダー
・OS
・ディスク(フラッシュメモリー)上のOS、アプリケーション、データ
スマートフォンの場合はフラッシュメモリー上にファイルシステムを構築して、
その上に
主にUnix系のOSを走らせていることが多いです。
android も iPhone も どちらも そうですね。
フラッシュメモリーの耐久性もあがってきているのと、物理ブロックに書き込みエラーが発生するようになった時に代替ブロックを割り当てる論理ブロックを使うようになってきているので出来ることだと思います。
一見すると、無制限に書き込みを行っているようですが、OSだとバージョンアップした時に書き込まれその後は、読み込みだけです。
ログファイルなども、何かのイベントが発生した結果だけなので、有限です。
製品のライフサイクルを考えて、上限の書き込み回数をしっかりと把握した状態でなら、フラッシュに
現在のシステムの状態を全て保存しておくことも可能です。
ただし、やはり性能が向上したといえども、フラッシュには書き込み回数に上限があります。
そこのところが RAMへのバックアップと違うと言う事を意識して置いてください。
データーシート等を見ていただければ、上限書き込み回数が書かれていますので、一度目を通してみてください。
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